コラム:ピアノが脳にいい!脳科学者が断言する理由

『現在、学術的に証明されていることですが、ピアノほど脳にいい習い事はありません。学校の必修科目にしてほしいくらいです(笑)。』

 

 脳科学者の澤口俊之先生は、ピアノと脳の関係性について興味深いことをコメントされています。なぜ、ピアノは脳にいいのでしょうか?

 

「ピアノのレッスンは

 

1. 両手を同じようにように使いつつその使い方が全く異なる
(たとえば右手→メロディ 左手→伴奏)

2. 楽譜を記憶しながら演奏する

3. 次に弾く音を先読みする

 

 これによって、脳の監督役でもある前頭前野が構造的に発達し、HQ(人間性知能)の長期的な発達につながります。さらに、海馬とよばれる部分も発達するので、記憶力がアップし学力向上につながります。」

 

 

 HQとは、自分の頭で考え、自分で判断し行動できる能力、つまり、夢をもち、その夢をかなえるべく努力して幸せな人生を送る為の能力だそうです。

 

 

「いい学校に受かったからといって、人生の成功ではないですよね?


 いい学校に入っても、社会に出てドロップアウトしてしまう人はたくさんいます。逆に受験で失敗しても、人生で成功している人はたくさんいます。つまり、人生を生き抜くために必要なのは、スキルではなくHQ(人間性知能)幸せな人生を送る為の脳力です。

 

 スキルを身に付ける習い事はたくさんありますが、HQ(人間性知能)まで得られる習い事は、ピアノだけです。」

         

 

 


子供の将来を心配に思うお母様の質問に、澤口先生は答えています。        


 

Q1.いつ習うのが効果的でしょうか?

 「最も効果的な時期は、5歳~8歳。4か月くらいで効果があらわれ始め、2年程で脳の構造に変化が見られます。もちろん、大人の方でも効果はあります。」

 

 

 Q2.娘が中学受験に向けて勉強が忙しくなり、ピアノをやめさせようか悩んでいます。

 「やめさせるなんて本末転倒です。なぜやめさせるんですか?一番私が言いたいのは、今の受験だけ成功してもあまり意味がないということ。ピアノのレッスンをすることは、地頭をのばしているんです。


むしろ受験に勝ちたいなら、一週間に一回40分のレッスンをやってください。受験にプラスしたらもっといいんです。受験勉強はスキルを磨いているだけで、地頭はよくなりません。どうか将来につながることと思って、ピアノは続けてください。」

 

 

<註>フジテレビ『ホンマでっか!?TV』

澤口俊之氏インタビューから引用

 

 

 

 ピアノのレッスンが、情操教育によいということは言われていますが、脳にこのようなよい影響があるとは驚きです!楽しくレッスンして幸せな人生を送るための脳力HQを育てましょう♪